才能

自分より才能の無い人はきっといるし、実際見てきた。

自分で言うのも何だけど、周りと比べて自分は描けている方だと思う。(画力ではなく漫画)プロの先生方に褒められたこともある、その時は「自分には才能があるんだ!」と思った。

でも違くて、いや、違くないかもしれないけど、才能はあるかもしれないけど、それは量にしてみればコップ一杯分くらいだろう。

 

上には上がいるもんで、自分より面白い漫画を描く人は笑けるくらいいるんでした。月一人は見かける、僕より面白い漫画家志望。

自分が取りたい賞は月一回必ず出る。だから月一回以上自分より凄い人が出てくる訳で…その人達は多分コップ三杯分はある。

でもそんな人達よりも上はやっぱりいる。月一回出るかわからない賞を取り、雑誌に載り、日の目を浴びる。1リットル…。

 

それより上もいる。僕より若くて僕よりコップに注げる才能をお持ちの方々がいる。多分才能どうこうより、ただ僕より多く描いているって事かもしれないけど、僕はそれ(努力)も才能のひとつだと思ってるから結局負けてる。…

そんな人達を見る度僕はむしょ〜に切なくなるのです。

 

「才能!頑張った!どうだ、コップ一杯分注げたぞ!!」

 

「頑張りましたね」

3Lペットボトルどーん!

 

 

この埋まらない差…切なくないですか?

 僕は漫画を描くのが好きだし、他の人よりちょっと優れてる部分がそこしかないから頑張るけど…血反吐は吐けないし、三日連続徹夜とかも出来ない。

でもやる人はいる。

 

文字通り死ぬ程頑張れば3Lに近付けるかもだけどそこまで努力出来る才能もないのです…。 

負け犬の考えだけど、努力ってイケメンみたいなもんだと思ってます。

イケメンは生まれつきイケメンで、生まれつき人生が有利ですよね。

「努力できる人」は生まれつき「努力できる人」なんだろうな、と。

挫折して、一度は諦めて、その道から逃げても再起できる「努力できる人」。

挫折して、いやそれすらしないままポカーンと口開けている「努力できない人」。

 

この二人に同じドキュメンタリー映画を観せたとして、「努力できる人」はよし!やる気出てきた!頑張ろう!ってなるけれど

「できない人」はそう思えない(思ってもすぐ諦める)。これは性格の問題だけれど性格って結局遺伝(環境)で大きく決まるんだろうし、それつまり「努力できる性格の人」=天才では?

 「人生一度は転落したけど必死に努力して何とか這い上がりました!」ってのをテレビで見る度僕は思うんです…

「努力できる人」に産まれて良かったね。と…

「できない人」に産まれてたらそのエピソードなかったですよ…と…

 

 

負け犬の考えですけどね、そう思ってしまうのです。

まあ、当然、だからといって

努力しない理由にはならないので…

「実は努力出来るやつ」である事を信じて無理やりやる気出そうと思います。

 

 


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…と、まあ、これ今年の6月に書いて下書きのまま公開してなかった記事なんですが。

今の自分がこれ読んで思う事は

馬鹿言ってないでさっさとやれ。

ですね!

3日あればティーンネイジャーの考えなんて変わります。